棋聖戦第3局(2) 羽生棋聖VS斎藤七段、昼ごはんは…海鮮丼とカツカレー
10連覇を目指す羽生善治棋聖(46)=王位・王座=に若手の新鋭、斎藤慎太郎七段(24)が挑戦している産経新聞社主催のタイトル戦「第88期棋聖戦五番勝負」の第3局が1日、静岡県沼津市の沼津倶楽部で行われている。
駒はまだぶつかり合わず、斎藤七段は陣を固めており、じっくり進めているようだ。羽生棋聖は眼鏡を外して手で顔を覆い、斎藤七段は脇息(きょうそく)にもたれながら、こめかみに手を当て考え込む姿が見られた。どちらも暑いのか、扇子をあおいでいる。
正午の昼食は、羽生棋聖が「海鮮丼」を注文した。その日に仕入れた海産物を使った新鮮な逸品だ。具材は計13種類もある。ウニ、エビ、アジ、サーモン、カニ、イクラ、スズキ、ホタテの9種類の海の幸に、卵、シイタケ、レンコン、キュウリが添えられた。
一方の斎藤七段のメニューは「カツカレー」。午前のおやつ同様、しっかり食べて午後からの対局に備える。肉厚のロースカツ7切れがご飯にのり、ソースはビーフカレーソース。蒸した小さなジャガイモ、カリフラワー、ズッキーニなどといった野菜も添えられている。
サラダには、シーザードレッシングとニンジンのドレッシングが用意された。
同じカツカレーが関係者の昼食にも登場。カツは柔らかくて、とてもジューシー。ソースは酸味とコクがあり、会場では「うまい」との声が上がった。
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