政府が「元号に関する懇談会」の有識者や全閣僚会議に示した六つの元号原案に、新元号に決まった「令和」のほか「英弘」「広至」「万和」「万保」が含まれていたことが分かった。政府関係者が2日、明らかにした。
新元号候補名の考案は、国文学、漢文学、日本史学、東洋史学の分野から選ばれた専門家数人に3月14日付で正式委嘱された。政府は4月1日午前、6案をノーベル賞受賞者の山中伸弥京都大教授や作家の林真理子さんら懇談会メンバー9人に提示。出席者によると、令和が一番人気だったという。
その後、衆参両院の正副議長から意見聴取。安倍晋三首相が全閣僚会議で6案を示し、続く臨時閣議で「平成」に代わる新元号を令和と決定した。