がん患者、経験者478人アンケート結果 最も困ること「体力の低下」

 がん患者や家族を支援し、がん撲滅を目指すチャリティー活動「リレー・フォー・ライフ」を展開する日本対がん協会が、昨年のイベントに全国から集まったがん患者、経験者計478人のアンケート結果を発表した。

 回答者が最も困っていることとして挙げたのは「体力の低下」。以下「気持ちのコントロール」「後遺症」などが続く。

 自由記述では、新薬の開発、副作用の低減、検診の精度向上などの要望が多数。また、正しい医療情報の提供や、治療の地域格差の解消を訴える声もあった。治療の進歩に伴う重い医療費負担や、仕事との両立の難しさを悩みとして訴える人も多かった。