秋田県公式キャラ「スギッチ」引退 「お疲れさま」…ネット上に惜しむ声 9年前には「主任」への異例のスピード出世を果したが… (1/3ページ)

秋田県庁広報広聴課の自席で執務する県のマスコットキャラクター「スギッチ」=平成27年5月(渡辺浩撮影)
秋田県庁広報広聴課の自席で執務する県のマスコットキャラクター「スギッチ」=平成27年5月(渡辺浩撮影)【拡大】

  • モーグル元日本代表の上村愛子さんと一緒に写真に収まる秋田県のマスコットキャラクター「スギッチ」=平成27年2月3日、県庁(渡辺浩撮影)
  • 引退したスギッチ(中央)をねぎらう佐竹敬久知事(左)と「んだっチ」=29日、秋田県庁(藤沢志穂子撮影)

 秋田県の公式マスコットキャラクターとして活躍し、全国的に人気があった「スギッチ」が29日引退し、佐竹敬久知事から「県職員」の退職辞令と感謝状が贈られた。日馬富士関の引退表明に隠れた形だが、ネット上には惜しむ声が相次いでいる。

 佐竹知事は「これからは森の妖精界で秋田県をPRしてほしい」とスギッチを激励。スギッチは県民に向けて「これからは『元気・本気・根気』でみんなで秋田を盛り上げてね」とのメッセージを寄せた。

 スギッチと共存する形で平成27年にデビューした、なまはげ型の子供ロボットをイメージした県のPRキャラクター「んだッチ」は来年4月に「県職員」として採用する予定という。

 スギッチの引退について29日、ツイッターでは「寂しい」「お疲れさま」といったつぶやきが数多くみられた。

 ゆるキャラ日本一

 スギッチは19年の秋田国体のマスコットキャラクターとして、16年に公募作品の中から投票で選ばれた。秋田杉をモチーフにし、「元気」「本気」「根気」の3つの気=木を意味する3段重ねの緑のボディーに、大きな瞳がトレードマークだ。