秋田県庁広報広聴課の自席で執務する県のマスコットキャラクター「スギッチ」=平成27年5月(渡辺浩撮影)【拡大】
秋田県の公式マスコットキャラクターとして活躍し、全国的に人気があった「スギッチ」が29日引退し、佐竹敬久知事から「県職員」の退職辞令と感謝状が贈られた。日馬富士関の引退表明に隠れた形だが、ネット上には惜しむ声が相次いでいる。
佐竹知事は「これからは森の妖精界で秋田県をPRしてほしい」とスギッチを激励。スギッチは県民に向けて「これからは『元気・本気・根気』でみんなで秋田を盛り上げてね」とのメッセージを寄せた。
スギッチと共存する形で平成27年にデビューした、なまはげ型の子供ロボットをイメージした県のPRキャラクター「んだッチ」は来年4月に「県職員」として採用する予定という。
スギッチの引退について29日、ツイッターでは「寂しい」「お疲れさま」といったつぶやきが数多くみられた。
ゆるキャラ日本一
スギッチは19年の秋田国体のマスコットキャラクターとして、16年に公募作品の中から投票で選ばれた。秋田杉をモチーフにし、「元気」「本気」「根気」の3つの気=木を意味する3段重ねの緑のボディーに、大きな瞳がトレードマークだ。