愛知の国際芸術祭 芸術監督に津田大介氏が就任 「“中間”愛知で何ができるか考えたい」

「あいちトリエンナーレ」の芸術監督に就任し、愛知県の大村秀章知事(右)から委嘱状を受け取る津田大介さん=1日午前、愛知県公館
「あいちトリエンナーレ」の芸術監督に就任し、愛知県の大村秀章知事(右)から委嘱状を受け取る津田大介さん=1日午前、愛知県公館【拡大】

 2019年に愛知県で開かれる国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の芸術監督への就任が決まったジャーナリストの津田大介さん(43)が1日、名古屋市を訪れ、芸術祭の実行委員会長を務める大村秀章知事から、委嘱を受けた。

 県庁で記者会見した津田さんは、英国の欧州連合(EU)離脱や、自国の利益を最優先するトランプ米大統領の誕生などを挙げ「不寛容の時代に入った」と指摘。「対立を脱し、解決の糸口を探さなければいけない。都市と地方の中間でもある愛知で、何ができるか考えたい」と語った。

 津田さんは今後、企画チームをつくり、秋ごろにかけて出展者や会場などを検討する。あいちトリエンナーレは、10年から3年ごとに開かれ、前回16年は60万人以上が来場した。

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