日本人がよく指摘される不思議な行動について考えてみる。
(1)泥酔
「日本人は普段はとてもまじめなのに、なぜお酒を飲むとあんなに酔っぱらうのですか?」と特に中国人によく聞かれる。
今ではだいぶ変わってきたが、中国人はもともと白酒などの強いお酒を酌み交わして人脈を築く。しかし泥酔しているような姿を見ることはほとんどない。治安の問題もあると思われるが、道路で寝込んでしまうなんてありえないこと。そのような泥酔状態になる日本人を見ると理解できないだけではなく、軽蔑する。だから、一度でもそんな姿を見せると、仕事中にどんなに立派なことを言っても話を聞いてくれなくなることが多々ある。信頼を失い、嫌われてしまうと回復するのは不可能と言っても過言ではない。
(2)歩きたばこ
外国人から見た日本人の悪いマナーの代表である。特にベトナム人やネパール人から指摘されることが多い。聞いてみると彼らの国でも歩きながらたばこを吸う人はいるそうだ。ただ、「日本人はマナーが良いからそんなことをしない」と思っていたのに、「街でよく見かけるのでびっくりした」という。イメージが良かった分、ダメージが大きいのかもしれない。