「行政らしくなく、面白い」再生回数2万超 佐賀の歴史ラップでPR 残念イメージ払拭へ (1/3ページ)

2017.5.24 15:41

福岡市内で行われた「KENTHE390」のライブ=25日午前、福岡市中央区(中村雅和撮影)
福岡市内で行われた「KENTHE390」のライブ=25日午前、福岡市中央区(中村雅和撮影)【拡大】

  • 福岡市内で行われた「KENTHE390」のライブ=25日午前、福岡市中央区(中村雅和撮影)
  • 「TheSAGAContinues.」を歌うKダブシャインさん(手前)ら(佐賀県提供)
  • 佐賀県の広報戦略について語る山口祥義知事=28日午後、佐賀県庁(中村雅和撮影)
  • ラップを取り入れた佐賀県PR動画を仕掛た、佐賀県 広報広聴課東京オフィスの田中裕資氏=28日午後、佐賀県庁(中村雅和撮影)

 佐賀県が新たに制作したプロモーションビデオ(PV)が好評だ。県が進める地方創生プロジェクト「サガプライズ!」の一環で、本格的なラップミュージックに乗せ、幕末日本の近代化をリードした佐賀藩の名君、鍋島直正(1815~1871)を顕彰する。明治維新150年に合わせ、若者向けに音楽で佐賀の歴史をPRしようと、関係者は奮闘する。

 重低音で韻を踏み

《江戸後期の情勢直(・)視(・)

 欧米列強の現実に即(・)し(・)

 武器製造で高めた抑(・)止(・)

 軍事力強化務めた国(・)士(・)》

 佐賀県庁では昼休みが終わりに近付くと、重低音のリズムが庁内に響く。長さは4分45秒。韻を踏みながら流れるのは、佐賀藩の近代化を推進した10代藩主、直正をたたえた歌だ。

 「The SAGA Continues...」という楽曲で、佐賀県にゆかりがある4人の実力派ミュージシャンが制作した。

 人気ヒップホップグループ「キングギドラ」のメンバー、K(ケー)ダブシャインさんが引っ張る。明治維新後、鍋島家の茶畑があった東京・渋谷の松濤(しょうとう)地区で育った。

 佐賀藩出身の大隈重信が創立した早稲田大学のソウルミュージック研究会「GALAXY」出身、「KEN THE 390」さんら3人が加わった。

ありきたりのPRでは…あえて暗いイメージで武骨さ強調

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