「パリ協定」署名を閣議決定 政府、国連本部式典に参加

2016.4.20 05:00

 政府は19日、地球温暖化対策の新枠組み「パリ協定」に署名することを閣議決定した。22日に米ニューヨークの国連本部で開かれる協定署名式で署名する。式典には、フランスのオランド大統領をはじめ60カ国以上の首脳が参加し、米中を含め130カ国以上が署名する見通し。

 署名は協定の内容に基本的に同意し、将来、議会などの承認手続きを経て正式に批准する意思があることを示す手続き。協定発効には、少なくとも55カ国が批准し、温室効果ガス排出量の合計が世界全体の55%に達する必要がある。

 政府は、早ければ来年の通常国会で、批准の是非を議論したい考えだ。

 パリ協定は、昨年12月にパリ郊外で開かれた国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)で採択された。全ての国が自主的に温室ガスの削減目標を掲げるなどして対策を進め、世界の平均気温の上昇を2度未満に抑えることを目指している。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。