2016.1.20 20:03
20日午後、月例経済報告等に関する関係閣僚会議のため官邸に入る甘利明経済再生担当相(斎藤良雄撮影)【拡大】
甘利明経済再生担当相(66)や甘利氏の事務所側が、千葉県内の建設会社と都市再生機構(UR)の間に生じた補償交渉の口利きの見返りに、建設会社関係者から現金を受け取ったなどとする記事が、21日発売の週刊文春に掲載されることが分かり、甘利氏は20日、記者会見で「国民の皆さんに疑惑を持たれることがないよう説明責任を果たしていく」と述べた。
甘利氏は、「あす発売の週刊誌なので、現物を読んでいない」とし、21日に「説明できることは説明する」と言及。政治家として疑惑を持たれたことに対しては、「国家、国民のために正々堂々、真摯に取り組んできた自信はある」と話した。
記事によると、千葉県の建設会社関係者は、同社に隣接する道路建設をめぐるURとの補償交渉に際して神奈川県大和市にある甘利氏の事務所の所長に相談。補償交渉が決着すると、事務所側に500万円を渡した、と証言した。