【生かせ!知財ビジネス】「日本にエジソン博物館が夢」 幸田氏を偲ぶ (1/2ページ)

2015.3.14 05:00

エジソンの発明品に囲まれたヘンリー幸田氏

エジソンの発明品に囲まれたヘンリー幸田氏【拡大】

 日本の知的財産立国推進の支援者として活動してきた、米国弁護士で国際知財法研究者のヘンリー幸田氏(本名・幸田栄夫)を偲(しの)ぶ会が31日午後6時、東京都千代田区の法曹会館高砂の間で開かれる。

 亡くなったのは昨年12月16日、沖縄のホテルの浴室だった。享年71歳。幸田氏が支援したグローバルエナジー(栃木県栃木市)の鈴木政彦・代表取締役によれば「そろそろ法律事務所を引退して、落ち着いてベンチャー支援に注力したい」と話していた矢先だった。葬儀・告別式には多くの知財関係者が参列。弔辞を述べた知財法の権威、東京大学先端科学技術センターの玉井克哉教授は「亡くなる2週間ほど前の忘年会では、ギター片手に元気に歌っていた」と早すぎる死を悼んだ。

 幸田氏は大学卒業後、協和特許法律事務所を経て米国へ留学、法律事務所を設立した。米国弁護士として活動する傍ら、米国知財法の研究を続け、創価大学法科大学院などで教鞭(きょうべん)をとったこともある。

 ざっくばらんな人柄で、日本の知財立国が進展しないことに活を入れるため、元特許庁長官の荒井寿光氏らと「知財立国研究会」を立ち上げ、若手の企業知財部員や弁護士、弁理士、知財コンサルタントらに発表や発言の機会を提供していた。

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