日本文化を海外に売り込む官民ファンドの海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)は4日、有料多チャンネル放送事業を展開するスカパーJSATに、海外での日本の番組コンテンツの拡大資金として44億円を支援すると発表した。
海外での日本の番組コンテンツの試聴可能世帯を増やすことで日本の魅力を発信し、海外での日本商品の販売促進や訪日観光客の増加などにつなげる狙い。
同社と同機構が共同で海外に向けた日本番組の発信などを行う事業会社「WAKUWAKU JAPAN」を近く新設。総事業費110億円のうちスカパーが66億円を出資する。同社は昨年、インドネシアとミャンマーで新会社と同名のチャンネルを開局し、日本のドラマやスポーツ、アニメなどの放送を開始。現在約250万世帯、約1125万人が視聴可能という。