廃虚の「ドリームランド跡地」、奈良市の公売に入札ゼロ 敬遠のワケは… (1/2ページ)

2014.11.11 11:47

遊具がそのまま残され、廃墟と化している「奈良ドリームランド」の跡地=奈良市

遊具がそのまま残され、廃墟と化している「奈良ドリームランド」の跡地=奈良市【拡大】

  • 建物も撤去されずに残り、荒れ果てた状態になっている「奈良ドリームランド」の跡地=奈良市
  • 最盛期に約160万人の来場客でにぎわった「奈良ドリームランド」の跡地。今は廃墟と化している=奈良市
  • 奈良ドリームランドの跡地

 テーマパークの先駆けとして誕生したものの、平成18年に閉園した奈良市の「奈良ドリームランド」跡地(約30ヘクタール)が11日、税金滞納による差し押さえ物件として奈良市による公売にかけられたが入札がなく、不成立となった。市は価格などを再検討し、半年後にも再び公売にかける方針。

 市は最低入札価格を7億3千万と掲示。土地単価は1平方メートルあたり2433円で、近隣と比べ“破格”の安さだ。しかし阪神甲子園球場8個分に相当する広大な土地には厳重な建築規制があるうえ、遊具や建物のほとんどが放置されたままのため、撤去だけでも相当な費用が必要なことなどが敬遠されたとみられる。

 跡地は都市計画法の市街化調整区域にあたり、現状で設置可能なのは社会福祉施設やスポーツ施設ぐらい。市の担当者は「残念。厳しい規制が主な原因だろう」とし、今後は価格の見直しも検討するという。

昭和36年に約30種類の遊具を備えるテーマパークとして開園

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