米ロケットが落下・爆発、千葉工大のカメラ搭載 オバマ政権に打撃も (1/2ページ)

2014.10.29 08:11

28日、米バージニア州の施設から打ち上げ直後に爆発したロケットのビデオの連続画像(NASA提供・ロイター=共同)

28日、米バージニア州の施設から打ち上げ直後に爆発したロケットのビデオの連続画像(NASA提供・ロイター=共同)【拡大】

  • 無人補給機「シグナス」の想像図。後方は国際宇宙ステーション(オービタル・サイエンシズ社提供)

 米国の衛星打ち上げ会社オービタル・サイエンシズは28日(日本時間29日)、国際宇宙ステーションに物資を運ぶ無人補給機「シグナス」を、米バージニア州にある米航空宇宙局(NASA)のワロップス飛行施設から打ち上げたが、ロケットが直後に爆発、発射場に落下して炎上し、打ち上げは失敗した。NASAなどによると、けが人はなく、被害は発射場の周辺に限られるという。

 シグナスは、オバマ米政権が2011年に退役したスペースシャトルに代わってステーションへの物資輸送を委託した民間宇宙船の一つ。これとは別に米スペースXのドラゴン宇宙船が残るため物資輸送が途切れる心配はないが、「官から民へ」を強力に推し進めたオバマ大統領には11月4日の中間選挙を前に大きな打撃となりそうだ。

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