大阪府と大阪市、経済界が出資し平成25年4月に発足した大阪観光局の評価委員会が9日、府公館(同市中央区)で開かれ、昨年1年間に大阪を訪れた外国人旅行者が確定値で262万人となったことが明らかになった。当初目標の260万人を達成しており、現行の統計を取り始めた13年以降で最高となった。
大阪観光局の事業は年1回、有識者らによって評価されることになっており、来月の会合で昨年実績に対する評価が点数化される。
9日の会合には大阪府立大の橋爪紳也・観光産業戦略研究所長ら有識者6人が出席。観光局の加納国雄局長が、昨年の来阪外国人旅行者が262万人で前年(203万人)から29%増加したことや、国際会議の開催が318件(目標は295件)、外国人延べ宿泊者数が431万人(同350万人)だったことを報告した。