小保方晴子氏らのSTAP細胞の論文に捏造と改竄があったと認定されたことを受け、リケジョ(理系女子)として後に続こうとする小保方氏の母校、早稲田大学の後輩たちは複雑な思いを抱いていた。
「STAP細胞の発見を聞いたときは本当にうれしかった。私も人の役に立つ研究成果を出したいと刺激されただけにショック」
物理や粒子を研究する先進理工学部電気・情報生命工学科3年の神里華澄さん(22)はこう話す。日々実験に没頭し、わずかな成果を積み重ねていく地道な作業を知っているだけに「なぜ論文が通ったのか、審査に問題がなかったのか、はっきり明らかにするべきでは」と疑問を投げかけた。