2014.4.1 16:40
(11:00~11:30)
《STAP細胞論文をめぐる理化学研究所の最終報告会見が続く。研究の根幹をなす画像に捏造(ねつぞう)があったと認定したことで、記者たちは、研究がどのように進められたのか確認を重ねる》
記者「論文が悪意を持って執筆された可能性はあると考えるか」
石井委員長「われわれの立場でそれを答えるのは非常に難しいと思っています」
記者「調査の中で、研究を証拠づけるだけのもの、物的証拠などはあったか」
石井委員長「科学的なことについては、まだまだ検証が必要な段階です。短期間では網羅できないので調査委員会はポイントを絞って、不正行為があったかどうかについて調べました」
《記者の関心は否が応にもSTAP細胞が本当に存在するのか、という核心にに向けられる。なんとか答えを引きだそうとする記者に対し、調査委は「調査が必要」「われわれの範疇(はんちゅう)ではない」を繰り返す。双方ともにいらだちが募る》
記者「不正は故意のものと考えるか」
石井委員長「そのように理解しています」
記者「学位論文からの画像流用について、捏造と判断した基準は」
石井委員長「ひとつは、条件の違いを認識せずに利用したということ。普通の研究者ではありえないことで、小保方氏は細胞の作られる過程、実験条件の違いを認識していなかった」