(10:30~11:00)
《新型万能細胞「STAP(スタップ)細胞」は本当に作れるのか。理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子・ユニットリーダーらが執筆した論文に不自然な点があることが次々に判明してから、およそ1カ月。理研の調査委員会が調べあげた最終報告の結果が1日、公表される》
《東京都内の会見場には約200人の報道陣が詰めかけた。定刻の午前10時半に委員が姿を現した。フラッシュがたかれ、会場に緊張が走る》
《午後には、この報告を受けた野依良治理研理事長らの会見も開かれる予定だ。これまで、理研は、調査の途中の段階だなどとして、委員の氏名の公表は避けたが、この日は、研究者や弁護士ら6人の委員の氏名が公表された。委員長は理研上席研究員の石井俊輔委員長。その石井委員長が、調査の最終報告書を説明する》
石井委員長「昨日、最終報告書をまとめることができた」
《調査対象の論文は英科学誌ネイチャーに掲載されたもので、小保方氏や理研の笹井芳樹氏ら4人について調査したことを淡々と説明。中間報告で不正が認められなかった点を省き、説明が加えられた》
《その上で、調査委が、まず問題に挙げたのが画像の切り張り。細胞のDNAを分離する電気泳動の画像に別の画像が切り張りされているように見える点だ》