【STAP最終報告】捏造と認定 小保方氏、疑惑まみれの2カ月 擁護論も徐々に薄れ (1/2ページ)

2014.4.1 12:13

調査委員会の会見で出された資料には「小保方氏がねつ造に当たる研究不正行為を行ったと判断した」と赤字で記されていた=1日午前10時47分、神戸市中央区の理化学研究所神戸研究所発生・再生科学総合研究センター(頼光和弘撮影)

調査委員会の会見で出された資料には「小保方氏がねつ造に当たる研究不正行為を行ったと判断した」と赤字で記されていた=1日午前10時47分、神戸市中央区の理化学研究所神戸研究所発生・再生科学総合研究センター(頼光和弘撮影)【拡大】

  • 会見の席に着き、一礼する石井俊輔・研究論文の疑義に関する調査委員会委員長(左)=1日、東京都墨田区(大里直也撮影)
  • 会見直前に報道陣に配られた資料には「小保方氏2つの点について研究不正行為があった。」と書いてあった=1日、東京都墨田区(大里直也撮影)

 世界から喝采を浴びた笑顔の記者会見から2カ月。理化学研究所の小保方晴子・研究ユニットリーダーが発表した新型万能細胞「STAP細胞」の論文は多くの疑惑を指摘され、ついに「捏造(ねつぞう)」と認定された。「リケジョ」の成果と注目を集めた論文は、白紙撤回に追い込まれる見通しとなった。

 「新たな生物メカニズムを発見しました。成長した細胞が赤ちゃん細胞になるようなものです」

 1月末、理研発生・再生科学総合研究センター(神戸市)で開かれた記者会見。小保方氏は人気ブランドのミニスカートや指輪を身につけ登壇し、晴れやかな表情で成果を説明した。

 会見後には壁をピンクや黄色に塗った自分の研究室で、白衣代わりの割烹(かっぽう)着姿で撮影に応じる姿がメディアに取り上げられ、人気が急上昇した。

 だが2月初旬、論文の画像などに不自然な点があるとの指摘がインターネット上で相次ぎ、発表からわずか2週間で不正疑惑が浮上する事態に。

 当初は若山照彦・山梨大教授ら共著者から「不作為の単純ミスではないか」と擁護論も出ていたが、3月に入ってSTAP細胞の万能性を示す重要な画像が、小保方氏が早稲田大に提出した3年前の博士論文の画像と酷似していることが判明し、疑念は深まった。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!