2014.3.8 05:00
左側2つの乱数升でV字型の並びを選んだ場合、升目の該当する位置の数字をパスワードとして入力する【拡大】
弁理士が企業のプロモーション支援という新業務に乗り出した。龍神嘉彦弁理士(龍神国際特許事務所)が社長を務める知財調査・活用コンサルティング会社「RYUJIN Patent & Licensing」(東京都中央区)はこのほど、セキュリティー技術開発ベンチャー、パスロジ(千代田区、小川秀治社長)が開発した1回だけ有効なパスワード、PassLogic(パスロジック)のプロモーション支援を開始した。
パスロジックは、ウェブ上のサービスなどへパソコンやスマートフォン(高機能携帯電話)を使ってログインする際、本人確認に使うソフトウエアだ。自動生成した乱数を升目状に表示し、利用者が事前に決めた升目の位置パターンの数字をパスワードとして入力すると、認証される。
「利用者が覚えておくのは位置のイメージだけ。乱数はその都度生成され、従来のように数字列の暗記は一切不要。入力する数字はその場限りで、高いセキュリティーが保てる」と、発明者で起業家の小川社長は語る。