【H2A打ち上げ成功】ケネディ大使、「父も宇宙探査の力信じていた、感慨深い」 種子島で会見 (1/2ページ)

2014.2.28 15:32

全球降水観測計画の主衛星を載せ、打ち上げられるH2Aロケット23号機=28日午前3時37分、鹿児島県の種子島宇宙センター

全球降水観測計画の主衛星を載せ、打ち上げられるH2Aロケット23号機=28日午前3時37分、鹿児島県の種子島宇宙センター【拡大】

  • H2Aロケット打ち上げパブリックビューイングで、JAXAが生中継したロケット打ち上げの瞬間を見守る参加者=宇都宮市の帝京大宇都宮キャンパス
  • H2Aロケット打ち上げパブリックビューイングで、帝京大開発の小型人工衛星TeikyoSat-3の切り離し成功が報告され拍手するPV参加者=宇都宮市の帝京大宇都宮キャンパス
  • H2Aロケット打ち上げパブリックビューイングで、状況を参加者に説明する久保田弘敏教授=宇都宮市の帝京大宇都宮キャンパス
  • H2Aロケット打ち上げパブリックビューイングでは、最後に打ち上げや、帝京大開発の小型人工衛星TeikyoSat-3からの通信成功などを喜び、参加者が万歳をした=宇都宮市の帝京大宇都宮キャンパス
  • 日米共同開発の降水観測衛星打ち上げ成功後、会見するキャロライン・ケネディ駐日米大使=28日未明、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センター(草下健夫撮影)

 H2Aロケット23号機の打ち上げが成功した鹿児島県の種子島宇宙センターでは、降水観測衛星の開発に携わった日米の関係者や、相乗りした超小型衛星を作った大学生らが喜びと安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 打ち上げ後の記者会見は“サプライズ”で始まった。視察で訪れたキャロライン・ケネディ駐日米大使が突然、会場に姿を見せ、笑顔で数分間のスピーチをした。

 ケネディ大使は、閃光(せんこう)とともに闇の中を機体が上昇していった未明の発射について、「本当に素晴らしい日を迎えることができた。大変なインスピレーションを受けている」と感想を述べた。

 さらに大使は、人類初の月面着陸を実現したアポロ計画を提唱した父親のジョン・F・ケネディ元米大統領について触れ、「(父は)宇宙の研究や探査が人々の生活をより良くし、平和をもたらすのに大きな力を持つと信じていた。今日のことは、私個人にとっても感慨深い」と語った。

 衛星開発を指揮した日米の責任者も続いて会見。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小嶋正弘プロジェクトマネージャは、日本が開発した衛星の心臓部のレーダーについて「出番が間近に迫り、わくわくしている」と喜びを語った。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。