京阪電気鉄道は28日、大阪府枚方市の商業施設「KUZUHA MALL(くずはモール)」を3月12日に改装オープンすると発表した。店舗数は改装前の175店舗から236店舗に増え、営業面積は1・4倍の7万2千平方メートルに拡大。大阪府下最大級のショッピングセンターとなる。
モールの一角には「テレビカー」の愛称で親しまれ、昨年3月に引退した旧3000系特急車の実物車両や京阪沿線のジオラマなどを展示するミニ鉄道博物館を設け、集客の目玉とする。運転席での操作に合わせて前方と右側面のモニターに車窓の風景が映し出され、臨場感あふれる運転体験も楽しめる。年間売上高は500億円(改装前は330億円)を見込む。
同日、大阪市内で会見した加藤好文社長は「今以上の支持を受け、京阪沿線全体に波及することを期待している」と話した。