「はやぶさ2」6年間の長旅へ12月出発 野心的な探査に期待 (1/3ページ)

2014.1.26 07:02

 生命の起源に迫る 地下物質を初採取

 小惑星の物質を初めて地球に持ち帰り、世界的に注目された探査機「はやぶさ」の後継機で、12月の打ち上げを目指す「はやぶさ2」。小惑星内部の物質を初めて採取する計画で、生命の起源の謎に迫る野心的な探査に期待が高まっている。(草下健夫)

 はやぶさ2は2010年に帰還した初代はやぶさと基本構造が同じ探査機。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が組み立てと機能試験を進めており、8月に完成する。種子島宇宙センター(鹿児島県)からH2Aロケットで12月に打ち上げられる見込みだ。

 18年6月に小惑星「1999JU3」に到着し、約1年半にわたり探査。採取した物質を入れたカプセルが20年12月、地球に帰還する。小惑星までの直線距離は最長で約3億キロだが、地球の重力を利用して加速するため遠回りするので、往復で数十億キロに及ぶ6年間の長旅となる。

舞い上がった粒子を装置に取り込み、帰還用のカプセルに収める

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