無脊椎動物では最大級のダイオウイカが、鳥取県沖の日本海で操業中の網にかかり、同県岩美町で21日、水揚げされた。体長約3・4メートル、重さ100キロ以上だが、切れた腕が残っていれば体長は8メートル以上と推測される。県立山陰海岸学習館(同町)は「貴重な資料。学術研究に活用したい」としている。
県漁協網代港支所などによると、20日午後6時45分ごろ、水深約240メートルに設置したアカガレイ漁の底引き網にかかっているのを漁師が見つけた。イカは雌とみられ、引き上げた約1時間後に死んだ。
水揚げした漁師、山口仁司さん(53)は「40年近く漁に出ているが初めて見て驚いた。大きくて怖かった」と話していた。