マレーシア、糖尿病患者数増加 生活習慣など影響、20年には450万人 (1/3ページ)

2013.12.2 06:14

 マレーシアで糖尿病患者数が増加している。政府の最新調査によると、同国の30歳以上の糖尿病患者数は2006年の150万人から11年に250万人に急増、20年には450万人に達する可能性があるという。このままの勢いが続けば国の経済にも悪影響を及ぼしかねず、政府は警戒を強めている。現地紙スターなどが報じた。

 同国のスブラマニアム保健相は、患者の若年化が進んでおり、労働生産性の低下を招くなど経済に影響が出る恐れがあるとの懸念を表明。「体質もあるが、食生活によるところも大きい。職業が、従来に比べて体を動かさない仕事へと移行しているのも要因だ」と述べ、食生活や生活習慣について国民に注意を呼びかけた。

 マレーシア国内の糖尿病患者の割合を年齢別でみると、30~34歳が06年の4.9%から11年には9.4%に上昇した。このほかにも35~39歳では6.4%から10.9%、40~44歳は10.3%から17.6%、45~49歳でも15%から20.6%となり、働き盛りの世代で患者数が軒並み大幅に増加している。

こうした患者の症状悪化後の医療費急増も懸念される

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