無人探査機「江戸っ子1号」潜水実験 実用化の可能性探る

2013.11.21 06:04

「スモールメイカーズショーinすみだ」で展示された「江戸っ子1号」の本体と球状の耐圧ガラス=8月、東京都墨田区

「スモールメイカーズショーinすみだ」で展示された「江戸っ子1号」の本体と球状の耐圧ガラス=8月、東京都墨田区【拡大】

 東京の中小企業が共同開発した水深8000メートルの無人海底探査機「江戸っ子1号」の房総沖での潜水実験が21日に始まる。水深8000メートルでの水圧(1平方センチに800キログラムの圧力)に耐えられるかなどを検証し、実用化の可能性を探るのが目的だ。

 江戸っ子1号は海洋研究開発機構(JAMSTEC)の調査船「かいよう」に載せ、21日午前9時に横須賀を出港。千葉県房総半島の東沖合いの日本海溝に探査機を投下する。水深8000メートルの様子の撮影、海底の土の採取なども行い、24日午前9時に横須賀新港に戻る。これまで水深7700メートルの魚類の映像が撮られたことがあり、もし8000メートルでの撮影が成功すれば世界で初めてとなる。

 江戸っ子1号は特殊ゴム成形の杉野ゴム化学工業所(東京都葛飾区)やプレス金型の浜野製作所(同墨田区)など都内の中小企業4社が共同開発した。

 探査機は高さ1.8メートルの金属の板に3個の耐圧ガラス球をはめ込み、中には照明器具やビデオカメラなどがある。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!