2013.11.7 05:00
日本特許情報機構が発明通信社と共同開発した全文特許情報検索サービス【拡大】
最新の特許情報と知的財産関連の新製品・新技術情報を集めた日本最大の専門見本市「特許・情報フェア&コンファレンス2013」(発明推進協会、日本特許情報機構、フジサンケイビジネスアイなど主催)が6日、東京都千代田区の科学技術館で8日までの日程で開幕した。
情報サービスや特許関連ソフトウエア、OA関連機器・情報システム関連などの約90社・団体が出展。このうち日本特許情報機構は日本と米国、欧州、中国、特許協力条約(PCT)の特許公報検索サービス「Japio-GPG」に追加する「全文特許情報検索サービス」のデモを披露した。現在は主要国の特許公報の要約を日本語で検索する機能にとどまっているが、各国の特許公報の全文を網羅する発明通信社のデータベースを活用し、全文検索ができるようにした。来春からの一般提供を目指している。
発明推進協会は知的財産をめぐる取り組みをパネルで展示し、外国での出願管理実務に必要な情報などを提供する「外国産業財産権管理マニュアルWebサービス」やコンサルティングサービスを紹介。また、スマートフォン(高機能携帯電話)などの携帯端末で知的財産権に関する弁理士の講義を音声とPDFで学ぶことができる「音声ダウンロード講座」のサービスも公開している。