【ネットろんだん】
この夏は「バカッターの夏」として記憶されるかもしれない。国家公務員から未成年の少年たちまで、ツイッターやフェイスブックに代表される交流サイトの書き込みが問題化するケースが後を絶たないためだ。愚か者が正体を現すという意味で「バカ発見器」「バカッター」の異名も持つツイッター。日本は大丈夫なのか。
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ツイッターで相次ぐ非常識写真の投稿について、本紙が東京・大阪本社発行の1面でともに報じたのは今月25日。ネット上ではその後も連日のように、新たな非常識写真の発覚が続いている。
「今度はバカが精米機の中に入る」「今度はお好み焼き店がバカッターの被害者に」…。報道されているのは氷山の一角にすぎない。26日には北海道警のパトカーの屋根に乗った写真を投稿した19歳の少年2人がパトカーに傷をつけたとして、ついに逮捕者まで出る事態となった。