日清紡ホールディングス(HD)は28日、河田正也専務(60)が社長に昇格する人事を内定したと発表した。鵜沢静社長(67)は代表権のある会長に就く。
6月下旬に開く株主総会後の取締役会で正式決定する。
河田氏は人事畑が長いが、新規事業開発やメカトロニクス事業も担当。主力のブレーキ事業で中核子会社の「日清紡ブレーキ」などで社長を務めた。
河田氏は同日夕、都内で開いた会見で(1)既存事業の発展(2)買収案件の効果発揮(3)新規事業の開拓-を成長エンジンと位置づけ、「これらの方向性を明確に示し実践していくことが私の役割」と抱負を述べた。
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【プロフィル】河田正也氏
かわた・まさや 一橋大卒。1975年日清紡績(現日清紡HD)。2012年6月から取締役専務執行役員。山口県出身。