2012.4.25 05:02
■大賞受賞あいさつ
□サントリーHD副社長 鳥井信吾氏
このたび、栄えある第21回「地球環境大賞」をいただき、大変光栄に存じます。
サントリーグループには「人と自然と響きあう」という企業理念と、「水と生きる」というコーポレートメッセージがございます。その根底に流れるのは1899(明治32)年、鳥井信治郎によって創業されて以来変わらぬ「自然と社会との共生」の精神です。「天然水の森」の活動は、清らかで豊かな地下水の持続可能性のために2003年より開始した森林保全活動であり、現在では全国15カ所、総面積7550ヘクタールへと拡大し、100年後を見据え継続しております。
また、循環型社会の実現に向けて、原材料・エネルギーなどの資源を徹底的に有効活用し、持続可能なビジネスを構築するよう努めております。
メカニカルリサイクル技術によりペットボトルからペットボトルを再生する、日本で初めての「リペットボトル」への挑戦も、その一つで、この度、再生PET樹脂の使用量を50%から100%へと拡大することに成功し、新たな石油由来原料を全く使わないペットボトルの製造が可能となりました。
当社はこれまで、「環境」の視点を経営の柱の一つに据えて、環境保全のためのさまざまな活動を行ってまいりました。日本の美しい自然を守るとともに、資源の徹底した有効活用にも取り組み、今後も「水と生きるサントリー」として、持続可能な社会の実現に寄与するべく全力を尽くしていく所存です。
◇