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外食チェーン、コロナ下で年末年始の時短・休業拡大 (1/2ページ)

 新型コロナウイルス禍で打撃を受けている外食チェーンで、年末年始の時短営業や休業を拡大させる動きが出ている。自治体から営業時間の短縮要請が出されていることや、従業員の働き方改革が主な理由。政府が「静かな年末年始を」と訴える中で、来店者数の予測に苦慮するチェーンもある。

 ファミリーレストラン「ガスト」などを展開するすかいらーくホールディングス(HD)は、31日と令和3年元日に全店の約9割にあたる約2800店で時短営業を実施する。前年より店舗数を拡大。31日は午後6時に閉店し、元日は営業時間を午前11時~午後9時にする。働き方改革が目的だが、コロナ禍でディナータイム(夕食)の来店客が減少傾向にあることを踏まえた。

 コロナ禍で自宅で年越ししたり年始を迎えたりする人たちの需要を取り込むため、和食業態の「夢庵」「藍屋」は31日午後4時半~8時、回転ずしの「魚屋路」は元日午前9時~正午に、それぞれ持ち帰りのみに応じる時間帯を設ける。

 ゼンショーHDもファミリーレストラン業態の「ココス」の全約500店舗(商業施設内の一部店舗などを除く)の閉店時間を31日と元日は午後10時に早める。昨年末に時短営業をしたのは約150店だったが、今回はコロナ禍に伴う自治体要請を踏まえたという。「すき家」「はま寿司」は原則、通常通りの営業を続ける。

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