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Go Toトラベルの東京追加を政府が検討 10月1日から

 政府が10月1日から、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた旅行業界を支援する事業「Go To トラベル」の対象に、東京を加える方向で検討していることがわかった。赤羽一嘉国土交通相が11日の閣議後記者会見で東京追加の方針を発表する見通し。11日に開く新型コロナ感染症対策分科会での専門家の意見を踏まえた上で最終決定する。

 トラベル事業は、7月22日から東京都民と東京を到着地とする旅行を対象外として、国による旅行代金の35%補助が始まったが、新型コロナの感染拡大を受けて東京は除外されていた。

 東京が追加される見通しとなった10月1日からはトラベル事業の一環として、旅行代金の15%分に当たる「地域共通クーポン」を配布する事業も始まるため、トラベル事業による旅行代金の半額補助が全国で受けられる形になる。東京追加を待ち望んでいた観光業界からは歓迎の声が上がりそうだ。

 ただ、10日の都内の感染者数が276人と3日以来200人を超えるなど都内の感染拡大は収まっていないため、東京追加による不安を指摘する声も都内からの旅行先となる地方などからは上がりそうだ。

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