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パチンコ依存の行動実態調査 ダイナムなど基礎研究実施

 ダイナム(東京都荒川区)は9月から、公立諏訪東京理科大学地域連携研究開発機構医療介護・健康工学部門(部門長・篠原菊紀氏)および、クロス・マーケティングと共同で、パチンコ・パチスロの依存問題に関する基礎研究「安全な遊技のための総合調査」を実施する。

 依存問題に対する社会の関心が高まる中、同社はこれまでもガイドラインの100%履行、独自の社内教育、また同業他社との合同勉強会を開催してきた。

 今回の調査は、アンケートによる自己申告だけでなく、実際の遊技行動データを個人が特定できないように匿名化した上で照合・分析し、依存につながる遊技とそうではない遊技の違いを調査。依存対策をより具体的に展開するための試みに位置付けられる。具体的には、ダイナムがアンケート対象者の選定と会員情報の提供をクロス・マーケティング社に行い、ここがアンケートの実施・集計および情報の匿名化作業と、公立諏訪東京理科大学への匿名化情報の提供を担当。大学が分析を行い、結果をダイナムに報告。ダイナムはこれに基づき、安全な遊び方の提示や、さらなる取り組みへとつなげていく。

 ホールで取得可能な遊技行動データに基づく基準を見いだし、依存につながるような遊技を現場で察知することができれば、より早期に予防的な対応が可能になる。同社は本研究により、ホールでの問題のある遊技を予防する対策や、研究を根拠にした具体的で有効な取り組みを導くことを目指す。

 同社では、この調査結果の共有などを通じて、業界全体の取り組みを推進していくとしている。(ニュース提供・LOGOS×娯楽産業)

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