三菱ふそうトラック・バスは16日、大型トラック「ふそうスーパーグレート」など5車種計4万316台(平成22年3月~29年8月生産)をリコールすると国土交通省に届け出た。対象には同社が製造し、UDトラックスが販売する2車種も含む。27年12月にリコールを届け、対策を取った車両で火災が起き、再リコールとなった。
国交省によると、エンジンオイルの交換時期の設定が不適切なのが原因。使用を続けると、エンジンの回転数が上昇し、エンジンが破損する恐れがある。
火災は29年6月に岡山県で、今年2月に富山県で発生。走行中に出火し、運転手が消火した。この2件を含め、計240件の不具合が報告されている。火災は、エンジン内部で異常燃焼が起き、噴き出したオイルに着火したという。