流通・コンビニエンスストア大手4社の2019年2月期連結決算が11日、出そろった。
セブン&アイ・ホールディングス(HD)は、好調な海外コンビニ事業が牽引(けんいん)し、最終利益が前期比12.1%増の2030億円と過去最高を更新。売上高にあたる営業収益も12.5%増の6兆7912億円と伸びた。
イオンは、自然災害の影響や季節商品の販売不振で総合スーパー(GMS)などで売り上げが想定を下回ったことなどが響き、最終利益は3.6%減の236億円の減益だった。ただ、総合金融事業などは好調で、営業収益は1.5%増の8兆5182億円を確保した。
ユニー・ファミリマートHDは主力のコンビニ事業が堅調で、大幅な増益となった。
一方、ローソンは、新型レジなどへの投資負担などから本業のもうけを示す営業利益が7.7%減の607億円、最終利益も4.6%減の255億円にとどまった。
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■流通・コンビニ大手4社の2019年2月期連結決算
(売上高/営業利益/最終利益)
・イオン
8兆5182(1.5)/2122(0.9)/236(▲3.6)
・セブン&アイHD
6兆7912(12.5)/4115(5.1)/2030(12.1)
・ユニー・ファミリーマートHD
6171(▲3.1)/515(23.7)/453(34.8)
・ローソン
7006(6.6)/607(▲7.7)/255(▲4.6)
※単位は億円。カッコ内は前期比増減率。▲はマイナス。HDはホールディングスの略。ユニー・ファミマは国際会計基準