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セブン、冷食売り場に力入れる 「新レイアウト」店の拡充で来店客確保

 セブン-イレブン・ジャパンは10日、さいたま市内で新商品発表会を開き、新商品を軸とした日用雑貨類の充実や店舗への新レイアウト導入を加速させ、前年割れが目立つ来店客数の確保を進める方針を明らかにした。

 コンビニエンスストアは全国で出店が急速に進んだことで飽和感が高まり、各社とも来店客数の伸び悩みが経営課題となっている。

 セブンは昨年、歯磨き粉など日用雑貨の品ぞろえに注力し、売り上げは順調だった。この流れを受け今年度は、花王初のプライベートブランドとして「メンズビオレ SMART(スマート)」シリーズの化粧水などを新発売。男性利用者の集客を図る狙いだ。

 また、セブンは冷凍食品売り場などを拡充した「新レイアウト」導入店について現行の3200店から6000店へ増やす構え。新レイアウト店では共働き世帯を中心に来店客数が増え、日販の押し上げ効果も約1万4000円と好調だった。セブンの石橋誠一郎取締役は「冷凍食品の新商品などを投入し、さらなる成長を見込む」と語った。

 このほかセブンはスマートフォンを使った独自のバーコード決済「7pay(セブンペイ)」を7月から始める。石橋氏は「若年層ら顧客の囲い込みを進める」と述べた。

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