トヨタ新型RAV4、悪路走行強化 3年ぶり復活

トヨタ自動車が発売したSUV「RAV4」の新型車=10日午後、愛知県長久手市
トヨタ自動車が発売したSUV「RAV4」の新型車=10日午後、愛知県長久手市【拡大】

 トヨタ自動車は10日、スポーツ用多目的車(SUV)「RAV4」の新型車を発売した。日本で販売しなかった4代目を含めると5代目に当たり、国内では3年ぶりの復活となる。力強い印象の外観に仕上げ、荒れた路面での走行性能を高めた。30~40代を中心にアウトドアを趣味にする活動的な顧客にアピールする。

 車両後部にはゴルフバッグを4個収納でき、スポーツや旅行に幅広く使える。排気量2000ccのガソリンエンジン車と、2500ccのエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド車(HV)を用意した。自動ブレーキなどの安全機能や、事故の際に自動でオペレーターに通報する通信機器も標準装備している。希望小売価格は260万8200円から。月間販売目標は3000台。

 吉田守孝副社長は愛知県長久手市で開いた発表会で「若い人にも求めやすい価格に設定した」と説明した。