マルハン入社式の模様。今年も多くの新卒が遊技業界の扉をたたいた【拡大】
マルハン(京都市上京区)は1日、東京都港区のコンラッド東京で2019年度入社式を開催。113人の新入社員が出席した。同社では多様な働き方を実現するため、17年度の新卒採用から自らが選択した一定地域内での勤務が可能な「ブロック正社員」(勤務地域限定社員)が選択可能となっており、入社した113人の新入社員のうち46.9%がブロック正社員となっている。
高卒者は全員「ホーム正社員」としての採用で、入社1年目は原則、実家から通う形となる(2年目以降は希望によりグローバルやブロック正社員への区分変更が可能)。
祝辞では、韓裕代表取締役社長が「ビジョンを明確にし、それを実現する具体的な方法論を持って生きていくことが、個人にとっても会社にとっても大切である。皆は30歳、40歳になったとき、どのような人になっていたいのか。ビジョンをしっかりと描き、今日から始まる社会人生活を充実したものにしてほしい」と激励した。
当日は、新入社員代表の西植大樹さんが「仲間、そしてお客さまを笑顔にするエンターテイナーとなってマルハンの魅力を伝えられるよう、27期生一同、力を合わせて道なき道を切り開いていきたい」と決意表明を行った。彼らは4月8日より全国のマルハン店舗に配属される。
同日、関東エリアを中心に店舗を展開するNEXUS(群馬県高崎市)も本社で入社式を敢行。129人が出席した。
一方、ダイナム(東京都荒川区)は2日、静岡県伊東市にある天麗301研修所で入社式を開催し、53人が出席した。
あいさつで藤本達司代社長は「ダイナムグループの目指すビジョンは地域のインフラとしてパチンコを誰もが気軽に楽しめる“日常の娯楽”に改革すること」と掲示。加えて「一つ一つの業務には意味があり、その先には目指すべきビジョンがあることを理解して行動してもらいたい」と呼びかけ、ダイナムの未来を担う人材として「未来に向かい、お客さまや地域の人々に広く貢献し、ビジョンの実現に向けて全社一丸で取り組んでいこう」と鼓舞した。
新入社員は8日まで新入社員導入研修に参加し、ビジネスや接客の基礎、企業理念などを習得。その後5~7人ごとに全国の店舗へと配属されるが、スキルアップをサポートするため店舗の先輩社員が専属新卒トレーナーとして新入社員にOJT(On the Job Training)を行う。
厳しい業況にある遊技業界だが、彼らが新たなステージを切り開く未来に期待したい。