高島屋は8日、平成31年2月期の店舗別売上高で大阪店(大阪市中央区)が前期比4・1%増の1472億円となり、国内17店舗で2年連続トップだったと発表した。訪日外国人客に支えられ、1325億円だった2位の横浜店(横浜市西区)を引き離した。
大阪店は30年2月期に日本橋店(東京都中央区)を抜いて66年ぶりに首位に立った。関西国際空港と鉄道で直結する立地の良さなどから訪日外国人客の需要を取り込み、売り上げを伸ばした。
外国人客に対する売り上げを示す免税売上高は9・3%増の約262億円で、国内店舗合計の半分近くを占めた。店舗別売上高は令和2(2020)年2月期も首位を維持する見込み。
一方、同社が8日発表した平成31年2月期連結決算は営業利益が24・5%減の266億円となり、22年2月期以来9期ぶりに減益となった。タイの店舗の販売管理費増などが響いた。