□長谷工コーポレーション広報部・IR部統括部長 丸山浩司氏に聞く
--経営的に厳しい時期を乗り越えました
過大な不動産投資が原因で、バブル経済崩壊後に赤字に転落。金融支援を受けた時期もありましたが2014年、約15年間の再建が完了しました。「新生HASEKO」として、6年の中期経営計画「newborn HASEKO」(NB計画)をスタートし、Step Up Plan(NBs計画=15年3月期~17年3月期)では、好調な建設関連事業や子会社の利益の積み上げで、17年3月期の経常利益が連結、単体ともに目標を大幅に上回ることができました。
--Jump Up Plan(NBj計画=18年3月期~20年3月期)が順調に進んでいます
来期で最終年度のNBj計画は、マンション建設の施工品質や工期順守に対する姿勢などが高く評価され、分譲マンション管理やリフォーム、賃貸、流通仲介などのサービス関連事業が着実に積み上がり、業績は好調に推移しています。
--最近のトピックスは
昨年10月に価値創生部門を新設しました。情報通信技術(ICT)や、モノのインターネット(IoT)といった先進的なデジタル技術を活用した新たな事業モデルを創生し、将来の長谷工グループの事業改革に寄与するのが目的です。同年11月にはフリーアドレスの新オフィスも稼働、「部の垣根を越えて、気楽に情報交換ができるようになった」との声が聞かれるようになり、グループ横断のメンバー約70人のコミュニケーション活性化に一役買っています。
--「BIM&LIM」の展開を発表しました