政府の宇宙政策委員会は28日、平成31年度の宇宙基本計画工程表改訂に向けた議論を始めた。6月に重点事項の中間取りまとめをし、12月の宇宙開発戦略本部(本部長・安倍晋三首相)での工程表を改訂を目指す。
出席者によると、委員からは昨年12月に策定した新たな防衛力整備の指針「防衛計画の大綱」について「防衛省は宇宙安全保障関連予算をどのように確保していくか見通しを示してほしい」との指摘があった。米国が主導して実現を目指す有人の月探査計画「ゲートウェイ」構想への参加について「日本も早急な方針決定が必要だ」といった意見も出たという。