H.I.S.ホテルが2023年中に国内外で70軒へ

29日に京都で初出店する「変なホテル京都八条口駅前」=26日、京都市南区(田村慶子撮影)
29日に京都で初出店する「変なホテル京都八条口駅前」=26日、京都市南区(田村慶子撮影)【拡大】

 エイチ・アイ・エス子会社のH.I.S.ホテルホールディングス(HD)は26日、国内外で展開するホテル36軒を2023年中に約70軒に増やすと発表した。京都市で会見した同社の岩間雄二社長は「M&A(企業の合併・買収)なども含めて検討したい」と述べ、ロボットが接客する「変なホテル」を22年に韓国・ソウルで出店する計画も明らかにした。

 約70軒のうち45~50軒が「変なホテル」となる見通しで、29日にJR京都駅前に出店する「変なホテル京都 八条口駅前」(京都市南区、全98室)に加え、20~21年に京都で3軒をオープンさせる。また、20年に奈良、21年に沖縄でも同ブランドで初出店する。

 海外では韓国以外にも、今年に米ニューヨーク、来年はトルコ西部の観光地パムッカレにも出店する計画で、ニューヨークの宿泊施設は長崎やバリ島で同社が展開している高級ホテル「ウォーターマークホテル」とする予定。

 一方、今年9月1日に開業予定の「変なホテル東京 浅草田原町」(東京都台東区、217室)では、特徴であるフロント係の恐竜ロボットをなくすと発表。立体的なホログラムがフロントに現れ、宿泊手続きをする仕組みを初導入するという。