西日本鉄道は23日、福岡県の天神大牟田線で、沿線食材を生かした料理を味わえるレストラン列車「ザ レールキッチン チクゴ」の運行を始めた。最初の列車は、西鉄福岡(福岡市)から大牟田(同県大牟田市)へ向かうコース。観光客らを幅広く呼び込み、沿線の活性化を目指す。
既存電車を約5億円かけて改造した3両編成で、外装はキッチンクロスを模した赤いチェック柄にした。車内の天井や壁は、地元の伝統工芸品の瓦や手編みの竹細工で装飾した。車内の窯で焼いたピザなどの料理を、大川家具職人が手掛けたテーブル席で楽しめる。
毎週金-日曜と祝日に昼食、夕食の両コースを設け、料金はそれぞれ1人8640円。6月に西鉄福岡から太宰府(同県太宰府市)へ午前中に向かうコースも追加する。