米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は22日、米ミシガン州の工場に3億ドル(約330億円)を投じ、400人を追加雇用すると発表した。「シボレー」ブランドの新型電気自動車(EV)を生産する。
GMが昨年、米国でのリストラ計画を発表したことをきっかけに、トランプ米大統領がGMへの“口撃”を繰り返してきただけに、今回の発表は批判をかわす狙いもありそうだ。
GMは、今回の投資や過去に発表した分を含めて米国に計18億ドルを投じ、計700人を追加雇用するとしている。
GMは昨年11月、米国で4工場の生産を停止すると発表。トランプ氏はツイッターで「EVを含むGMに対する全ての補助金の打ち切りを検討している」「オハイオ州の大きく、見事な工場を再開しろ」などと圧力をかけ続けてきた。
一方、GMは現時点で生産停止の計画を変更しておらず、GMへの風当たりが弱まるかどうかは見通せない。(共同)