サントリー天然水から緑茶発売 4月、若年層に訴求

サントリー食品インターナショナルが4月に発売する「サントリー天然水GREENTEA」=19日、東京都中央区(日野稚子撮影)
サントリー食品インターナショナルが4月に発売する「サントリー天然水GREENTEA」=19日、東京都中央区(日野稚子撮影)【拡大】

  • サントリー食品インターナショナルが4月に発売する「サントリー天然水GREENTEA」=19日、東京都中央区(日野稚子撮影)

 サントリー食品インターナショナルは19日、「サントリー天然水」ブランドから初となる緑茶「サントリー天然水 GREEN TEA(グリーンティー)」を4月16日に発売すると発表した。健康志向が高まる中で無糖系飲料の需要は高まっており、急須で淹(い)れた緑茶を飲んだことのない若年層世代をターゲットに新たな需要を創出する。

 新商品は淹れたての緑茶の鮮やかな緑色を生かす特殊製法を用いたほか、サントリー天然水ブランドの持つイメージを反映させ、緑茶特有の苦みや渋味がなく、すっきりとした飲み口に仕上げた。ターゲット層は急須で淹れた緑茶を飲んだ経験が少なく、水や麦茶など無糖系飲料を好む20代、30代の若年層だ。

 オフィスでペットボトル飲料を仕事中に飲む「ちびだら飲み」に対応するため、600ミリリットルボトルを採用。希望小売価格は緑茶ペットボトルとしては高めの税抜き価格160円を想定する。

 サントリー食品インターナショナルは緑茶飲料「伊右衛門」を展開するが、柳井慎一郎氏常務執行役員は「今の顧客に向けて伊右衛門は強化しつつ、今ある緑茶に満足していないであろう人たちに向けて、新たな提案をして、緑茶に新たな顧客を呼び込む」と話している。