オーナー、実験に不安 セブンの24時間営業見直し

記者会見するコンビニ加盟店ユニオンの酒井孝典執行委員長(中央)ら=6日午後、東京都内
記者会見するコンビニ加盟店ユニオンの酒井孝典執行委員長(中央)ら=6日午後、東京都内【拡大】

  • 東京都内のセブン-イレブン・ジャパンの店舗(柳原一哉撮影)

 コンビニオーナーでつくる団体「コンビニ加盟店ユニオン」の酒井孝典執行委員長は6日、東京都内で記者会見し、セブン-イレブン・ジャパンの24時間営業見直し実験について、フランチャイズ(FC)加盟店も加える方針に一定の評価を示しつつ「本部が画一的に実施した実験のデータの信用性に不安がある」と述べた。

 酒井氏は、直営店では一律午前7時~午後11時の時短営業と決めた点には「午前6時台に客が多い店もあり、客のニーズに合った時間帯で実施する必要がある」とし、柔軟性を求めた。商品の売れ残りをなくすために値下げする「見切り販売」の必要性も訴えた。

 また、深夜の営業をめぐって、高騰する人件費の影響で赤字経営に陥っている店舗がある実態を説明し、酒井氏は「深夜営業をやめられる選択制を導入してはどうか」と提案した。