三菱地所、ビルの窓拭きで壁面作業ロボの性能を実験

 三菱地所と外壁作業用ゴンドラメーカーの日本ビソー(東京都港区)は4日、新丸の内ビルディング(千代田区)で、自由自在に動く腕を備えた多目的壁面作業ロボットの実験を開始した。実験段階では、ロボットにビルの外窓を拭く作業をさせるが、将来はロボットの手にカメラを備えつけ、壁面の破損状況の確認なども人手に代わって行うことを想定している。

 実験の窓拭き作業は、従来の自動清掃機を4台使って11日間かかるという。今回のロボットの場合、時間は倍程度かかる見通しだが、窓拭き器具を備えた腕が自在に動くため、より丁寧にむらなく拭くことができるという。