明治は4日、乳製品と果汁を合わせた瓶入り清涼飲料「明治フルーツ」(180ミリリットル)の販売を4月1日で終了すると明らかにした。「フルーツ牛乳」の名で昭和33年9月に発売して以来60年余り、銭湯の「風呂上がりの味」として親しんだ人も多いが、販売は苦戦が続いていたという。
明治フルーツはリンゴやバナナなど計6種類の果汁入り。銭湯の定番品となったほか、家庭向けの宅配で扱ってきた。味を改良して栄養価の高さをPRしたものの、販売数量は上向かなかった。
明治の担当者は「長くご愛飲いただきありがとうございます」と話した。瓶入り飲料「明治コーヒー」の販売は続ける。