メーカー

洗濯もOK、ファミマの新店舗 ジム・コインランドリーと3業態一体、2月28日開業 (1/2ページ)

 コンビニエンスストアが異業種とのコラボ店舗の出店を加速させるなか、ファミリーマートは28日、コンビニ、フィットネスジム、コインランドリーの3業態を一体化させた新店舗「ファミリマート仲六郷第一京浜店」(東京都大田区)を開業した。コンビニ単独では把握しきれない幅広いニーズに応えることで、前年割れが目立つ来店客数の確保を進めたい考えだ。

 新店舗は1階がコンビニ、2階が24時間ジム、隣接してランドリーを併設する。3業態がそろう店舗はファミマでは初めて。「ランドリーで洗濯しながらジムで汗を流し、帰りに買い物もしてもらう」(担当者)流れを想定しており、“相互送客”のメリットを最大化させる。

 ファミマによると、開業済みの併設型ジムは1日90人が来客し、うち5割超がコンビニに立ち寄っており、日販の押し上げ効果は約3万円に上る。ランドリーでも利用者の3割程度がコンビニも同時利用しており、相乗効果が高い。ファミマはコラボ店の拡充を進める考えで、ジムの場合で5年間で300店に増やす計画だ。

 全国で5万5000店以上とされるコンビニは近年、飽和感も指摘され、各社とも来店客数の伸び悩みに直面している。ファミマは単純出店よりも、コラボ店を通じてコンビニ単体ではできない多様なサービスを提供して来店客を確保する狙いだ。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus