オーウエルは、国内トップクラスの工業用塗料販売を軸として、センサーなど電気・電子部品販売をグローバルに展開している。長年にわたって築き上げた安定した事業基盤と課題解決力を強化することで、中長期的な成長を目指す。2018年12月13日に東証2部市場に新規株式公開(IPO)を果たした、飛戸克治社長に今後の事業展開について聞いた。
--事業の特徴や強みは
「約80年の事業活動のなかで、仕入れ先約2000社、自動車・鉄鋼などの製造業を中心とした約3000社の顧客を擁する。これを国内外のネットワークで支えている。景気が変動する中でも多くの顧客がいることで、売り上げは安定的に推移している。また、厳しい品質水準が要求される自動車産業で培った塗装技術を他業界へも展開することで、さまざまな環境や条件でも高品質の生産に寄与できる。顧客であるモノづくり企業に対し、企画開発から製造、品質保証まで幅広い工程で課題解決を支援している」
--センサー販売に関しては
「商社なので取引先の技術や顧客の要望を把握することができるのが強みだ。センサー単品ではなく、IoT(モノのインターネット)も組み合わせて一つのプラットフォームとしていく」
--売り上げの内訳は