BMW月額12万円 自動車の定額制利用、海外メーカーが先行 GMはコストかさみ年内休止

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 音楽や動画などで普及し、「サブスクリプション」といわれる月額定額制のサービス。保険やメンテナンスを含めた自動車の利用に関しては、海外メーカーが先行している。

 ドイツのメルセデス・ベンツやBMW、ポルシェ、スウェーデンのボルボ・カーは試験運用を含めて既に米国の一部地域などで導入済み。BMWは月額1099ドル(約12万円)からだ。

 一方、米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は2日、米国のゼネラル・モーターズ(GM)が昨年3月に米国で始めた、高級車ブランド「キャデラック」の車を定額で貸し出すサービスを年内に休止すると報じた。ニューヨークやロサンゼルスなどで月額1800ドルで貸し出しており、1年に18回まで車を換えられるが、想定よりもコストがかさんだのが理由という。

 新しいサービスだけに、顧客への浸透を図りつつ、維持費などのコストを踏まえて採算が取れる価格を設定することが難しい現状を浮き彫りにした。